文進堂 畑製筆所

  • 川尻筆伝統工芸士
    四代目・畑 幸壯
    昭和62年9月11日生

    私は幼いころより父・義幸(三代目)の背中を見てきました。筆職人となった今、父の苦労・父の偉大さを実感しています。

    私は職人になった当初から、父が技術を確立した「羊毛筆」に挑戦しています。

    筆づくりの中で最も難易度が高い筆に初めから挑むことで、筆づくりの概念を良い意味で覆すことができると考えたからです。

  • もちろん、基礎は十二分に教え込まれました。

    初めて筆が完成したときの喜びは今でも鮮明に覚えています。

    そして何より、筆を使ってくださった方から「良い作品ができました」と感想をいただいたときの喜びは格別です。

    高齢化が進む日本の筆職人の中で、私はまだまだ若手です。また同世代の職人は僅かしかいません。

                        

    私は、伝統工芸品「川尻筆」の技術を早期に着実に伝承、そして革新させ、川尻筆の振興と日本の伝統文化の発展に少しでもお役に立てる職人になることを決意しています。

経歴