私たちは"赤ちゃん筆"という呼び名よりも
"胎毛筆(たいもうひつ)"と呼ぶ方が、馴染みがあります。
赤ちゃん筆は、この世に生を受けて生まれてきたお子様に
初めて生えた髪の毛を使って筆にします。
なぜ、初めて生えた髪の毛なのか?
それは、「毛先」があるからです。
初めて生えた髪の毛は、先端に行くほど細く尖っていますが、
私たちの髪の毛はもう毛先がありません。
二代目の滿壽視子は、息子の義幸(三代目)や娘の赤ちゃん筆を、
義幸は、息子の幸壯(四代目)や娘の赤ちゃん筆をつくりました。
"わが子の髪の毛で筆をつくれたんは、嬉しかった"
と義幸はいいます。
現在も月に数件、赤ちゃん筆のご依頼をいただくことがございます。
その時も、
"わが子と同様に、この世に新しい命が誕生して
すくすく育っとるんじゃのぉ、と感じる嬉しい瞬間なんじゃ"
と義幸は目を細めます。
当社では、畑義幸が胎毛筆をつくらせていただきます。
ホームページに何点か掲載しておりますが、
特注品のご希望もお気軽にご相談くださいませ。
以前、毛先がない大人の方が記念でつくられたこともあり、
大きな筆ができました。
次回は四代目の特大胎毛筆をご紹介します。
(ビックリしますよ~!)
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