これまでの内容は下記、クリックしてご覧ください。
→その①
→その②
<5>芯立ての続きです。
毛をまとめてつくった芯にふ糊をつけます。
駒にまとめた毛通して胴回りの寸法を合わせ
手と目の感覚で痛んだ毛を見極めてハンサシで抜いていきます。
駒から抜いて乾燥させます。
<6>穂首を焼き締めをします。
穂首をしっかり乾燥させたら、濡らした麻糸を巻き付けてしっかり縛ります。
熱したコテを穂首の根本にあてて、さっと焼きます。
(煙を息で飛ばしながら焼きます。)
更に穂首を回しながら麻糸でキツく縛ります。
麻糸を切って、焼き締め完了です。
<7>穂首に櫛をかけて軸入れをします。
穂首の毛先から鬼櫛をかけて毛の状態をチェックします。
軸のダルマ内に接着剤をつけて穂首を差し込みます。
接着部分を乾かして、最後にもう一度、毛をチェックをして完成です。
大切に梱包して、持ち主の元へ
大事にしてもらってね。
そして素晴らしい作品が出来ますように。
修理事例1、完結。。