ごあいさつ
1930年 昭和5年1月1日 広島県の地に誕生して95年。
創業以来、「日本一ええ筆をつくる」その一念で、代々家族だけで筆をつくり続け、今日まで多くの方に支えられて参りました。一本の筆を生み出すまでには70を超える工程があります。その工程一つひとつに手を掛ければかけるほど、筆は良いものになります。どれだけ一本の筆に情熱と技術を注ぐことができるか、それは職人次第です。当社は筆に惜しみなく情熱と技術を注ぎます。
そして筆を使ってくださる方が、筆に墨を含ませ、紙のうえで思うがまま躍動させ、太い・細い・濃淡・にじみ・かすれといったさまざまな線を生み出すとき、書の表現に多様性と無限の広がりをもたらす手助けとなることをお約束します。
95年目の文進堂畑製筆所は「変わってはならないもの」「変えなければならないもの」それぞれの課題に取組み、地道に、着実に事業の進化に取り組んで参ります。
これからも、川尻筆、川尻毛筆事業協同組合とともに、地域、日本、世界の芸術に必要とされる会社であり続けたいと考えております。
良い筆を作る事に妥協を許さず、
生涯勉強であることを心掛け、
他にはない唯一無二の筆をつくる。
そして日本文化の発展に寄与する。
全ての工程において一切妥協をしません。
職人としての誇りがあるからこそ、良い筆を追求し続ける姿勢は変わりません。
筆を使ってくださる方々に喜んでいただけるよう、魂を込めて。
川尻筆伝統工芸士
三代目・畑 義幸
雅号:義幸 Giko
昭和26年2月3日生
川尻筆伝統工芸士
四代目・畑 幸壯
雅号:四代 義幸 Yondai Giko
昭和62年9月11日生

川尻筆とは
川尻筆は現在の広島県呉市川尻町で、江戸時代末期から作られてきました。
獣毛を穂首の主原料とし、「練り混ぜ」という高度な毛混ぜの技法を含め、いずれの工程も古くからの技法によって、高水準の品質を持つ筆として知られています。
近年、全国の産地では、株式会社化や一部生産工程への機械の導入と工場内分業など、
生き残りをかけた経営や技術面での合理化・近代化が推進されてきました。
その中で、当社は正統な伝統の継承と発展、練磨のため
70を超える工程を職人1人で手掛ける高品質な筆づくりを続けています。
筆・生き物に対する姿勢
日本では故人を忍んでお墓を立てて魂を弔い、先祖代々お墓を守って感謝と祈りを捧げるように、川尻町では、町の聖域である山、野呂山(のろさん)の頂上の綺麗な空気のもとに、筆のお墓「筆塚」を立てています。私たちは、筆にも神が宿っていると考えています。これは日本の宗教・文化的背景によるものかもしれません。
筆塚を大切に管理し、全ての動物・植物たちへ感謝と敬意を払い、祈りをささげます。
会社概要
- 商号
- 文進堂 畑製筆所
- 所在地
- 〒737-2601
広島県呉市川尻町原山1-5-35
TEL 0823-87-2154
FAX 0823-87-5908
E-Mail info@bunshindou.com
- 設立年月日
- 昭和5年1月1日
- 事業内容
- 毛筆製造・販売
- 代表
- 畑 義幸
沿革
- 大正9年
- 初代 侑(すすむ)内職で筆づくりをはじめる
- 昭和5年
- 初代 侑 独立して文進堂畑製筆所を創業
- 昭和24年
- 二代目 滿壽視家業継承
- 昭和41年
- 三代目 義幸家業継承
- 昭和53年
- 常陸宮・同妃両殿下御来県の砌、毛筆献上
- 平成元年
- 天皇・皇后両陛下行幸・啓の砌、筆づくり実演
- 平成16年
- 「川尻筆」が日本の伝統的工芸品に指定
- 平成17年
- 三代目 義幸が川尻筆伝統工芸士に認定(第一号)
- 平成22年
- 四代目 幸壯家業に入る
- 平成23年
- 三代目 義幸が伝統的工芸品産業功労賞(経済産業大臣賞)受賞
- 令和元年
- 三代目 義幸が秋の叙勲(瑞宝単光章)受章・天皇陛下に拝謁
伝統文化ポーラ賞受賞
- 令和6年
- 四代目 幸壯が川尻筆伝統工芸士に認定