川尻筆伝統工芸士 三代目・畑 義幸
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筆の修理:その②

2018年05月09日

皆さまへ

 

お世話になります。

筆の修理、続編をお届け致します。

前回までの内容(その①)はコチラ


 

<4> 水をはった器に輪ゴムで留めた毛束を入れて墨を出します。

  

(↑動画は一回目の墨出し)

 

1週間程度、毎日、水を変えて繰り返し状態を見て墨を抜いていきます。

 

修理は平均で710日くらい要しますが、

この筆は例外で、墨が抜けるまで15日間、修理完成まで3週間程度かかりました。

 また、修理筆の状態を見ると使い手の事(扱い方や性格など )が分かります。

 

<5>墨が抜けたら芯立てから始めます。

 

まず、毛を乾燥させます。

 

鬼櫛をかけて悪い毛がないか確認します。

 

新聞にくるんで水に浸けて毛を馴染ませます。

 

毛をまとめて芯をつくります。

芯立ての続きへ…

 

 

※これまで、同業者様や個人の方々から「自社でできないから治してほしい」

 「職人がいないのでお願いします」と修理のご依頼をたくさんいただいておりました。

 

 しかし、このようにとても手間がかかるため本来作るべき筆が作れなくなってしまいます。

 以来、自社で作った筆のみ、修理を承っております。

 どうぞご理解くださいませ。